2016 参議院選挙について
「最近政治にも興味を持つようになった。」とか大人なことを言いたくて色々と調べているので勉強した内容や知識をシェアします。
直近では7月10日に投開票される参議院選挙。
今週末の6月19日に施行される「18歳選挙権」の後に初めて適用される選挙です。
投票日を基準に選挙権が与えられますので、1998(平成10)年7月11日生まれまで投票できます。
投票所の雰囲気などは各自治体や会場で違いますが、参議院の通常選挙の投票の仕組みは同じです。
※衆議院は次の選挙で紹介します。
0.参議院選挙の投票
そもそもナゼ参議院選挙を行うのでしょうか。
これは、通常参議院選挙は行われる年が決まっているからです。
参議院議員の任期は6年と決まっています。
なので、今回は2010年に当選した議員を対象に選挙が行われます。
では参議院の全議員である242人が対象になるのでしょうか?
それは違います。
参議院の議員は2つのグループに分かれていて、3年ごとに1グループずつ(121人)が選挙の対象になっています。
これは選挙中に大きな事件が起きても半数の議員で対応できるようになど政治を止めないための工夫だと言われています。
したがって3年後の2019年には2013年に当選した議員が選挙の対象となります。
121人を投票で決めるにも、2つの方法があります。
1.参議院を決める投票
参議院選挙で当選者を決める方法は
・選挙区
・比例代表
という2つから成ります。
したがって投票用紙は2つ書く必要があります。
[選挙区]
都道府県の区域で行われる選挙で、いわば住んでいる各都道府県から1人代表を決める方法です。
投票用紙には「この人!」っていう「候補者名」を書きます。
※一部では2県の区域や1県でも複数名の場合もあるようです。
なので選挙区の候補者は選挙期間中に1つの都道府県内を回って応援のお願いをします。
[比例代表]
全国単位で行われる選挙で、投票用紙には「候補者名」または「政党名」を書きます。
どちらを書いてもいいのですが、候補者の立場としては「候補者名」をお願いしています。
候補者は各政党に所属している人がほとんどですが、「候補者名」で獲得した票によって、各政党内の候補者のランキングが決まるからです。
このランキングが高いと先に当選が決まります。
もちろん「政党名」にも意味があります。
各政党は自分たち(を支持してくれる国民)の思いを実現するためには[議席数]が多い方が実現に近づきます。
議席数は「候補者名」+「政党名」が各政党の議席数の比率となるのです。
そのため、政党としては「政党名」を書いてもらうことにも意味があるのです。
(ドント方式というらしいです)
なお、[選挙区]の候補者と[比例代表]の候補者は異なります。
名前を書くにしても2人の名前が必要です。
政治は政党による実現も重要ですが、最後は人だと思うので候補者を選出する方が今後自分が投票した議員の動向に興味を持つきっかけになるのではないかと思います。
となると、有名人など知名度が高い人の方が名前で投票しやすいので候補者として立てる傾向にあるようです。(ただ有名人だからといって国民の思いを実現するとは限りません)
また、書きにくかったり読みにくい漢字の人はひらがなにして投票用紙に書きやすくするなど工夫しています。
2.誰に投票すればいいのか?
それは一人ひとりの価値観が違うのでズバリこの人!というのはお伝えできませんが、
・親
・友達
・同僚
・夫婦
で話して周囲の意見を参考にするもいいですし、6月22日予定の公示後にネットで候補者を調べるも良いでしょう。
また、
・選挙公報
・街頭演説
・マニフェスト(当選したら何を実現するといった政策や目標)
・ボートマッチ(ネットでアンケートに答えて誰と考え方が近いのか教えてくれる)
といったものを参考にして今後の日本がどうなってほしいのか考えてみるのも選挙の楽しみ方の一つです。
私は何名か政治家の方にお会いするきっかけがあったので彼らのマニフェストを見つつ、ボートマッチをやってみようと考えています。
ボートマッチはGoogleなどの検索エンジンで検索すると見つかります。
また何か予定があって当日投票に行けない場合は期日前投票でも良いかもしれません。
だいたい公示日の翌日から選挙日の前日まで行うことができます。
投票したい人が決まったら各地自体で決まっている投票所で投票しましょう。
最後に今回の参議院選挙の投票用紙はすでに印刷開始されていて、今回は福島県の印刷会社「阿部紙工」で印刷しているようです。
色はそれぞれ以下の通り。
[選挙区]:黄色がかったクリーム色に黒インク
[比例代表]:白い紙に赤インク
そういった選挙豆知識を共有するだけでもチョット興味を持てますね。
公示後にはボートマッチのサイト特集でもしてみます。